今回紹介するのは「一瞬で数字をつかむ 「概算・暗算」トレーニング」という本です。
この本はこんな人におすすめです。
- これからマーケティングの仕事に携わりたいと思っている人
- 数字を見て分析するのが苦手な人
Contents
一瞬で数字をつかむ 「概算・暗算」トレーニングはどんな本?
この本は、日常や仕事でよく遭遇する様々な数字をすばやく把握し、大まかな計算で対処するスキルを身につけるための本です。
特にマーケティング職の場合は、日々の業務でキャンペーンの効果を評価したり、市場のトレンドを分析したりする際に、さまざまな数値が迅速に処理できるようになります。
この本を通じて、大まかな数値から重要なインサイトを引き出す方法や、効果的な戦略を素早く策定するための概算の技術を学べるため、マーケティングの仕事において非常に実用的です。
実際僕もこの本を読むまでは大きい桁の計算が非常に苦手でクライアントとコミュニケーションする際にパッと数字が出てこず大変苦労しました。
しかしこの本がきっかけで計算に対しての苦手意識が少なくなりとても良い方向に好転しました。
なので数字が苦手な人こそ是非読んで欲しい内容となっています。
特に大事だと感じた下記のポイントを解説していきます。
- 大きい数のざっくり計算のやり方
- 仕事でよく使う計算方法の紹介
大きい数のざっくり計算のやり方
大きい数のざっくり計算をする上で0の個数を覚えておくというのは非常に重要です。
どういう事かというと例えば
ある会社でスマートフォンのアプリを開発したとします。
1ダウンロードで1000円で販売することになりました。目標は10万ダウンロードです。
目標を達成したときの売上はいくらになるでしょう?
計算式でいうと1000円×10万=ですよね
ポイントを掴んでおけば比較的に簡単に計算できます。
10万の0の数は5個で1000の0の数は3個なので足して答えは0が8個になります。
0が8個ということは1億なので売上目標は1億ということになります。
ポイントとしては下記の表にあるそれぞれの数値に対して0の個数を覚えておくことが重要です。
数字 | 0の個数 |
十 | 1個 |
百 | 2個 |
千 | 3個 |
万 | 4個 |
億 | 8個 |
兆 | 12個 |
表にあるようにそれぞれの数値に対して0の個数を抑えておけば概算のスピードは大幅に速くなります。
仕事でよく使う計算方法の紹介
売上アップの表現方法について
売上が1000万→1300万になったときどう表現しますか?
- 売上が30%アップしました
- 売上が30%増加しました
- 売上が130%になりました
- 売上が1.3倍になりました
様々な表現があるかと思いますが、どれも正しい表現です。実務では上記のような表現をよく見かけることが多いかと思うのでその際はどの事を指しているのかをしっかりと理解しておく必要があります。
原価と粗利に関して
売値500円、減価率30%のとき、粗利はいくら
という問題があったときにパッと答えられますか?
基本的にモノを売るときは、原価に対していくらか金額を上乗せして売値を決めます。この上乗せする金額のことを粗利益と呼びます。
売値ー原価=粗利
この粗利は非常に重要な考え方で広告運用をする際に1商品に対していくらくらい広告費を捻出できるか等を算出する際によく使います。
まとめ
今回は一瞬で数字をつかむ 「概算・暗算」トレーニングという本を紹介しました。
他にも月間売上の計算の仕方や購入率の解釈の仕方等、WEBマーケティングを実施する上でかかせない計算の概要の掴み方が紹介されているので、是非本書を手に取ってみてスキルを深めて頂ければと思います。
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